小田原蒲鉾十か条
小田原と言えば蒲鉾、蒲鉾と言えば小田原・・・ということは、地場産業という言葉だけでは簡単に説明し尽くせない重みや責任がいつも存在しているということです。そこで、私たち、蒲鉾の製造販売に携わる者は、小田原蒲鉾の何たるかを改めて熟考して他地域との違いを確認し、加えて、企業としてのあり方を厳しく問いながら、ここに小田原蒲鉾十か条を制定し、これまでと同様、いえ、それ以上に、小田原蒲鉾の歴史と伝統を守りながら、小田原蒲鉾の発展や品質保持に努力することを誓います。
小田原蒲鉾十か条
- 小田原蒲鉾たる品質を守るための努力を怠らず、その品質については、企業同士の理解を得ることができること。
- 原材料、副原料などすべてを吟味し、小田原蒲鉾の名をけっして辱めないこと。
- 原魚の持ち味を生かして高たんぱくの製品を製造していること。
- 板付け蒸し蒲鉾であること。(リテーナ成型蒲鉾は除く)
- 小田原蒲鉾本来の製法・技法・技術を頑固に守り、将来もそれを尊重する意思を持っていること。
- 小田原市に本社が登記され、なおかつ経営に拠点が小田原市にあること。
- 小田原市内に自社の製造工場を持つこと。小田原以外に製造工場がある場合は、必ず自社工場であること。
- 小田原の蒲鉾業者としての歴史を50年以上有し、周囲からも同業者からも広く認知されている企業であること。
- 小田原蒲鉾を大切にする信念をもつ経営者が携わる企業であること。
- 小田原蒲鉾協同組合の組合員であること。